宗教学者であり、タイ語教育者としても活躍する山田均先生の「タイ語入門講座」が、11月10日(土)〜11日(日)、バンコクで開催されます。
そもそもタイ語とはなんぞや?
そもそも母音とは?子音とは?
そもそもこの単語の語源とは?
といった「そもそも論」のレベルでタイ語を学ぶことで、基礎を正しくマスターできるだけでなく、タイ語の全体像が見えてくる!
理論的・体系的に理解できる!
なぜこれはこういうのかがわかる!
普段からの謎がどんどん解けてゆく!
そんなエキサイティングな学びを体験できます。
ご興味のある方は奮ってご参加ください!
山田均先生のプロフィール
Yamada Hitoshi, Ph.D.
武蔵野大学人間科学部教授 / 学外学修推進センター長
1983年 早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。サンスクリットを長柄行光師に、仏教学を平川彰教授に、タイ研究を石井米雄京大教授に師事。タイ留学中クメール碑文をウライスィー・ウォーラッサリン シラパコーン大学教授に師事。論文『タイ仏教僧団の研究』により小野梓記念学術賞。日本学術振興会バンコク研究連絡センター長、名桜大学国際学群教授など歴任。宗教学者。『タンマユット派の研究』により文学博士。好きな動物はしゃむねこ。
【タイ語学習に関する主な著書】
タイ語のかたち(2002年 白水社)
NHKテレビ アジア語楽紀行 旅するタイ語(2006年 日本放送出版協会)
タイ語の耳(2006年 白水社)
タイ語の目(2006年 白水社)
等多数
講座の内容
これまで山田教授が大学等で行ってきた講義のうち、タイ語の入門編に相当するものをギュッと凝縮したかたちで学ぶことができます。
具体的には、
- 発音、音の組織
- 文法
- 基本的な単語
この3つを柱に、タイ語の基礎や本質的なこと、それにまつわる様々な知識を、2日間合計15時間という短期集中型でがっつり学びます。
井上尚弥や那須川天心や堀口恭司がなぜあんなに強いのか。
やはりまずあの強靭な下半身があるからでしょう。
この講座では、そういう凄いタイ語の下半身が2日でつくれます。
すでにタイ語がある程度できる方も、これまでとは全く違った感覚でタイ語が使えるようになるでしょう。
「へ〜、そうだったのか!」の連続
山田先生の講座はハイレベルな基礎がつくれるだけには終わりません。
「へ〜!」の連続でとにかく面白いです。
例えばこのようなお話が散りばめられながら講座は進んでゆきます。
【例:その1】
助動詞について
「これから〜しようとする」という意味の「チャ」。これは漢字で書くと「将」。
漢文で習った人もいるかもしれませんが、「将(まさ)に〜せんとす」の「将」で、物事がこれから起ころうとしてまだ現実化していない状態、を表します。
その反対は「ダイ」。漢字では「得」。
「〜することを得たり」という意味で、つまりダイというのは、物事がすでに現実化した状態、を表します。
「トン」は「当」で、漢文読みだと「当(まさ)に〜すべし」。
現代語だと「〜しなければならない、〜に違いない」ということですね。
【例:その2】
国会などの議会を「サパー」といいますが、これはサンスクリットで「世間」を意味する「シャバー」が語源。日本語だと「娑婆(シャバ)」。
【例:その3】
「アソーク」はサンスクリットの「アショーカ」。仏教の大スポンサーとなった古代インド・マウリヤ朝のアショーカ王のアショーカ。
「ア」は否定を表す接頭語、「ショーカ」は憂いや悲しみのこと。つまりアソークは「憂いがない」ということ。
このような興味深い話、目から鱗の知識を沢山聞けるのが、山田先生の授業ならではの醍醐味。
タイ語の成り立ちがわかることで、タイの文化や歴史が見えてくる。
新たな発見・気づきに満ち溢れた週末になるでしょう。
このような方におすすめです
- タイ語がまったく話せない方
- 2日間で高いレベルの基礎をつくってしまいたい方
- カタカナ発音のタイ語を卒業したい方
- 深いレベルでタイ語世界を理解したい方
なお、このコースではタイ文字はまだ扱わず、発音記号を用います(タイ文字を学びたい、という方はこの講座とはまた別のコースとなります。こちらも近いうちにバンコクで開催の予定です。)
詳細・お申込み要領
日時:
2018年11月10日(土)〜11日(日)
初日 9:00-19:00 / ランチ休憩・小休憩あり
2日目 9:00-17:00 / ランチ休憩・小休憩あり
(2日目終了後に自由参加の打ち上げあり)
会場:
CNC Residence, 6th Floor, Conference Room
Sukhumvit 33(下記地図参照)
受講料:
お一人様5000バーツ / 当日現金にてお支払い
定員:
最大15名
お申込み方法:
メールに「氏名」をご記載の上、参加希望の旨を下記連絡先までお送り下さい。
ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
連絡先:
石川商事セミナー主催担当
fb@ishikawashoji.com
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